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6月11・12日の二日間にわたり、横浜「赤レンガ倉庫」前の広場において「ECO CAR WORLD 2005」 が開催された。 会場にはecoカーのカテゴリー別に約93台のクルマが並べられ、ファミリーから若いカップルまで多くの人で賑わっていて、愛・地球博の開催もあってか「地球環境」に対する関心が高まっているのを実感した。 |
このイベントは、環境省、独立行政法人環境再生保全機構、横浜市が主催し開催したもので、「電気自動車」「燃料電池自動車」「水素自動車」「天然ガス自動車」「ハイブリッド自動車」「LPガス自動車」「メタノール自動車」などの代替燃料自動車と、従来の化石燃料を使った「低排出ガス車・低燃費車」と「DME自動車」を総称して「エコカー」と呼び、それぞれの仕組みやeco度などを案内パネルやデモカーでわかり易く展示されており、訪れたお客様も熱心に担当者に質問したり、カメラに収めていた。 |
エコというと、まだまだ「排出ガスの低減」というイメージが強いが、最近では「地球温暖化対策」や「騒音・振動の低減」に対する研究開発が進み、実際に公道での実験走行など実用化に向けた取り組みが盛んに行なわれている。実際に登録されて公道を走っている台数は約45万8千台(15年、16年度末時点)となっている。 2050年から化石燃料の埋蔵量が減ることが予想されている現在、代替燃料で走行する自動車や、静かに走行できる自動車の開発は待ったなしで進められている。 |
体験コーナーも設けられていて、ソーラーカーの組み立てプラモデルコーナーでは親子で額に汗しながらソーラーカーを組み立て、その場で走らせたり、試乗車コーナーなどでは、ソーラーカーに親子で乗って会場内を走ったりしていた。 |
また、特設会場のエコステージでは、アカペラグループの「XUXU(シュシュ)」と「ココロコ」、マジックパフォーマンスの「小町」や、和太鼓演奏「無形文化財秩父屋台囃子保存会高野右吉と秩父社中」の歌やマジックなどのイベントも行なわれ、参加者は手拍子を打ったり口ずさむなど、出演者と一緒になって会場を盛り上げ、楽しく過ごしていた。 |
自動車の開発と同時に、使う側の意識改革も必要である。そこで、今回の主催や参加・協賛団体より提唱されている、「エコドライブ10のすすめ」を参考にドライブしてはいかがだろう。 @ 無用なアイドリングをしない。(アイドリングストップ) A 無用な空ぶかしをしない。 B 急発進及び急加速をしない。 C 交通の状況に応じた安全な定速走行に努める。 D 早めにシフトアップする。 E 減速時には、エンジンブレーキを活用する。 F 確実な点検・整備を実施する。 G 不要な荷物を積まない。また、燃料をむやみに満タンにしない。 H エアコンの使用を控えめにする。 I 計画的なドライブをする。 「チリも積もれば山となる」の例えではないが、一人ひとりの節約は微々たるものであっても、保有台数である7千800万台のクルマが実施することで得られる効果はきわめて大きい。 1997年に京都で採択された「京都議定書」では、日本の温室ガス削減義務は1990年に比べて6%の削減を約束している。この達成に国民として少しでも貢献する意味でも、一人ひとりの心がけと実際の行動が不可欠である。 |
関係団体HP 環境省:http://www.env.go.jp/ 独立行政法人 環境再生保全機構:http://www.erca.go.jp/taiki/ 財)日本自動車研究所:http://www.jari.or.jp/ 財)運輸低公害車普及機構:http://www.levo.or.jp/ 財)エコ・ステーション推進協会:http://www.eco-station.or.jp/ 社)日本ガス協会:http://www.gas.or.jp/default.html 社)日本自動車工業会:http://www.jama.or.jp/ 電気事業連合会:http://www.fepc.or.jp/ LPガス自動車普及促進協議会:http://www.j-lpgas.gr.jp/lgv/ 財)エンジニアリング振興協会:http://www.enaa.or.jp/ チーム・マイナス6%:http://www.team-6.jp |
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